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【重富寛さんコラム】泡と人の向こう側<15> ビール注ぎの根幹にカラン(2018年2月9日掲載)

2020/7/16 20:19
注ぎ方によって味わいが変わるスイングカラン

注ぎ方によって味わいが変わるスイングカラン

 当コラムに何度も登場する「スイングカラン」。私のビール注ぎの根幹でもあるのですが、そういえば詳しく説明していませんでした。申し訳ございません。いまさらですが解説させていただきます。

 簡単にいうと、ビールが出てくる蛇口(カラン)のこと。水道の蛇口と違って、右回りでも左回りでもビールが流れ出てきます。右回りで注ぐか、左回りで注ぐか。これは店ごとに異なるようです。私は「流派」だと感じています。

 注ぐためにカランを回す角度は、90度から180度まで。つまり、半円を描くように左右どちらに回してもビールが出てきます。この様子がカランがスイングしているように見えることから、こうした名称になったのではないかと推測しています。

 そしてこのスイングカランのすごいところというと、接合面での漏れを防ぐ詰め物、いわゆる「パッキン」を使っていないことなのです。使われているのは「すりあわせ」という技術。私と同年代の方なら理科の実験の際、ガラス製のコックで水や気体を遮断したことがあると思います。そのコックがガラスではなく真ちゅうでできていると思ってください。
(ここまで 471文字/記事全文 1199文字)

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  • すりあわせの技術で組み合わさる「本体」(左)と「閉止」
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