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江の川氾濫、復旧に汗 江津、被災後初の週末

2020/7/18 23:14
民家の拭き掃除を手伝うボランティア

民家の拭き掃除を手伝うボランティア

 島根県西部の江の川流域が氾濫した災害で、被災後初の週末となった18日、江津市社会福祉協議会が開いた災害ボランティアセンターの復旧支援が始まった。ボランティア登録をした市民約20人が、民家や車庫の片付け作業に当たった。

 同市桜江町小田の民家では、マスク姿の5人が床上30センチまで漬かった1階の床や壁を掃除。消毒液を混ぜた水にぞうきんを浸し、丁寧に拭いていった。同市嘉久志町、会社員水谷侑都さん(25)は「若者に手伝えることがあれば少しでも力になりたい」と話していた。

 住民の小笠原和敏さん(72)は、14日の被災から3日間、近隣住民や親戚の協力を得ながら片付けをし、罹災(りさい)証明の発行に向けて調査に来た市職員への対応にも追われた。「一人でやるのは大変。手伝ってもらえてありがたい」と話した。

 センターを通じたボランティア活動は、18日午前までで計5カ所。同社協によると、片付けを終えた所も多く、2年前の西日本豪雨ほどボランティアの求めはないという。ただ「住民は疲れも出てくる。要望があれば対応したい」とする。新型コロナウイルス感染症の対策でボランティアの募集は市民限定にしている。

 県によると、市内では17日夕時点で、床上36棟、床下26棟の浸水被害が分かっている。(三宅瞳)

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