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嵐ファン効果、竹原観光104万人 19年、2年ぶり大台

2020/7/19 10:38
竹原市を代表する観光名所の町並み保存地区。昨夏には嵐ファンの女性たちでにぎわった

竹原市を代表する観光名所の町並み保存地区。昨夏には嵐ファンの女性たちでにぎわった

 竹原市を2019年に訪れた観光客数は104万7923人で、2年ぶりに100万人台を回復したことが市のまとめで分かった。市内で撮影されたとみられるテレビCMに出演した人気アイドルのファンが多数来訪するなどして、西日本豪雨の影響で激減していた18年を15%上回った。20年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて再び激減しており、市は中四国地方など近隣でのPRに力を入れる。

 19年は地区別で見ると、国の重要伝統的建造物群保存地区である町並み保存地区(本町)が18%増の33万8517人。同地区は日本航空がアイドルグループ「嵐」の5人を起用し、同年6月から全国で放映したCMの撮影地になったとみられている。同社は撮影地を公表していないが、町家や通りが同地区と一致すると話題になり、大勢の嵐ファンが訪れた。

 市は、同地区が同年5月に日本遺産「北前船寄港地・船主集落」の構成文化財に追加認定されたことも集客を後押ししたとみる。

 「ウサギ島」として国内外で人気の大久野島(忠海町)は5%増の28万8674人だった。地域の祭りや花火大会など、その他地区への観光客は37万7108人。各種行事などが18年に軒並み中止になっていた反動で、56%増となった。

 湯坂温泉郷(西野町)は56%減って4万3624人となった。二つの宿泊施設のうち、西日本豪雨で裏山の土砂が流入するなどして営業できなくなった「かんぽの宿竹原」が閉鎖した影響が大きかった。

 市全体では、豪雨発生前年の17年まで3年連続で120万人を超えていたが、かんぽの宿の閉鎖でその水準には達しなかった。

 20年は新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛の影響で、3月以降の観光客数は激減している。市は従来は首都圏などをターゲットに観光プロモーションを続けてきたが、「新型コロナの感染状況を慎重に見極めながら、近隣からの集客にも注力したい」としている。(山田祐) 

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