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飲酒運転、身勝手な動機浮き彫り 広島県警が摘発者など聞き取り

2020/7/19

 広島県警は、道交法違反(酒気帯び運転)容疑で摘発するなどした飲酒運転のドライバー41人に聞き取り調査をした。酒を飲んで運転した理由について、約半数が「捕まらないと思った」と回答。法令順守の意識の希薄さが浮かんだ。14人が自宅からハンドルを握っていたことから、県警は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛の影響もあるとみている。

 聞き取り調査は、飲酒運転対策に生かす狙いで6月に実施。県警が取り締まりや事故の際などの呼気検査でアルコールが検出された20〜80代のドライバー男女計41人から聞き取った。

 県警交通企画課によると、飲酒運転をした理由を尋ねた問いでは「捕まらないと思った」との回答が20人で最も多く、「近くだから大丈夫だと思った」が5人、「翌日、車が必要だった」が2人だった。「休んで酒は抜けたと思った」「タクシー代がもったいない」と答えた人も各1人おり、同課は「飲酒運転は故意犯。いずれも身勝手な理由」と断じる。

 飲酒運転を始めた場所は自宅が14人で最多。同課はコロナ禍で外出を自粛し、自宅で飲酒する機会が増えたことも一因とみる。次いで多かったのはコインパーキングの9人。県警は、居酒屋などで飲酒する際に駐車し、帰りに運転したとみている。曜日別では金曜日が10人と最も多かった。

 県内では今年に入り6月末までに飲酒運転による人身事故が43件発生。前年同期より10件多く、単独事故で3人が亡くなった。県内で展開中の夏の交通安全運動で飲酒運転の根絶を重点に掲げており、同課は「飲酒運転はしない、させない、許さないという雰囲気をつくり根絶を図る」としている。(山崎雄一)

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