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コロナ「退散」、舞に込める 津和野で無観客神事

2020/7/20
無観客で舞を披露した鷺舞神事

無観客で舞を披露した鷺舞神事

 島根県津和野町に伝わる国の重要無形民俗文化財の鷺舞(さぎまい)神事が20日、同町後田の弥栄神社であった。雌雄のシラサギを模した衣装をまとった2人が、伝統の舞で新型コロナウイルスの収束を祈願した。

 今年は感染防止のため無観客とし、殿町通りなど11カ所で披露する舞も境内1カ所だけに縮小した。

 同神社の鷺舞保存会のメンバー28人が参加。シラサギ役の2人は笛や太鼓の音に合わせ、ヒノキの板で作った39枚の白い羽を広げたり、片足を上げたりする優雅な舞を奉納した。

 鷺舞神事は1542年、津和野城主が疫病退散を願って山口から移し入れたとされる。27日の神事も無観客で行う。

 同保存会の栗栖志匡会長(64)は「無観客は苦渋の決断。さみしさはあったが神様には病魔を抑えたいという思いが届いたと思う」と話した。(梨本晶夫) 

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