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中国5県で記録的日照不足 6月30日から20日間、平年の4割

2020/7/20

 梅雨前線が日本付近に居座っている影響で、中国地方各地で記録的な日照不足になっている。6月30日から今月19日までの20日間の日照時間が平年の4割前後にとどまる地点が相次いでいる。広島、下関の両地方気象台は、中国地方の梅雨明けが8月になる可能性もあるとし、農作物の管理に注意を呼び掛けている。

 気象庁によると、19日までの日照時間は、広島市中区50・7時間(平年比51・2%)▽広島県神石高原町油木30・5時間(36・3%)▽岩国市広瀬36・8時間(44・8%)▽山口市徳佐32・0時間(42・3%)▽島根県奥出雲町横田35・4時間(40・3%)▽鳥取県日南町茶屋27・2時間(36・2%)―など。

 中国5県の73観測地点で平年の日照時間を上回っている地点はない。平年の3〜4割となっている地点では、7月としては過去最低となるペースで推移している所もある。

 日照不足による農作物への影響が出始めている。広島市安佐北区の中川農園では、コマツナの7月の収穫量が例年に比べ5割減、青ネギは3割減という。中川和義代表(73)は「収穫にかかる日数が長くなるなど、日照不足が要因なのは明らかだ」と話す。

 広島市中央卸売市場(西区)の青果荷受け、広印広島青果によると、7月に入り、ホウレンソウや水菜の入荷量も前年比2〜3割減という。

 山口を除く中国4県の平年の梅雨明けは7月21日ごろ、山口は7月19日ごろ。昨年は5県とも7月25日ごろだった。広島、下関の両地方気象台は、前線や湿った空気の影響で今月末まで雲が広がりやすく、激しく雨が降る所もあると予報している。(藤田龍治)


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  • 日照不足の中、コマツナの育ち具合を確認する中川代表(広島市安佐北区)

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