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出没騒動50年、ヒバゴン脚光 庄原・西城の実行委など記念計画

2020/7/23 21:01
当時の中国新聞に掲載されたヒバゴンのイメージイラスト

当時の中国新聞に掲載されたヒバゴンのイメージイラスト

 謎の類人猿ヒバゴンの出没騒動から今年で50年になるのを機に、地元の庄原市西城町の住民や商工団体でつくる実行委員会と、NPO法人西城町観光協会が記念事業を計画している。新型コロナウイルスの影響で集客を伴うイベントは断念したが、記念冊子やグッズ、観光PR動画の作成を企画。ヒバゴンを活用して地域のPRに力を入れていく。

 ヒバゴンの出没地をはじめ、ひろしま県民の森や熊野神社など町内の観光スポットを巡る観光PR動画を作るのは、西城町観光協会。地元の太鼓や神楽の団体にも出演してもらい、町の魅力をアピールする。ヒバゴンの縫いぐるみや、スマートフォンアプリのゲームも開発する。総事業費は約20万円を見込む。

 実行委は、40周年の際に市西城支所が作った冊子「ヒバゴン本」をリメークする。1970年の騒動以降の地域の動きや住民たちのヒバゴンへの思いなどを収録しており、今秋までに300冊作製する。市の補助金約18万円を活用する。

 ヒバゴンは、1970年7月〜74年8月までの間、庄原市西城町を中心に目撃情報や足跡らしきものの発見が相次いだ。体長約160センチ、人の倍はある大きな頭に黒褐色の剛毛を持つ姿に、当時の住民は恐れおののいたという。旧西城町は情報収集や取材対応のための「類人猿相談係」を設けるなど、町を挙げての騒動になった。

 同観光協会長で実行委員長の山口和男さん(49)は「騒動当時は恐怖の対象だったヒバゴンが、今ではかわいいキャラクターとして地域に定着している。イベントを打てないのは残念だが、地域の盛り上げにつなげていきたい」と話している。(伊藤友一)

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