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福山でクラスター3件目 飲食店関連の感染者8人に

2020/7/28

 福山市は27日、同市昭和町の飲食店「旬菜食彩 てっせん」での新型コロナウイルスの感染の広がりを、クラスター(感染者集団)と判断し、対策を急ぐ考えを示した。25日に感染が確認された客の同居家族2人の感染が新たに確認され、店に関連する感染者が計8人になったのを踏まえた。市内でのクラスター発生は3件目、今月に入ってからは2件目となる。

 市によると、これまでの関連の感染者は、最初に感染が確認された自営業男性が店で働いた13〜18日に出入りのあった従業員と客の5人と、男性の知人だった。客からの感染経路が新たに見つかったことになる。この日確認された2人はいずれも症状はないが、この日のPCR検査で陽性となり、入院した。

 記者会見した枝広直幹市長は、同店関係の感染者が8人に増えた点に触れて「今後のことも考え、クラスターとみなして対応を急ぐ」と述べた。また、高齢者福祉施設内での感染拡大を防ぐ必要があるとして、施設の関係者を対象にした講習会を8月のお盆前に開く考えも示した。

 一方、14日に感染が判明した市内の飲食店店員男性を含むクラスターについて、枝広市長は「ほぼ調査を終えた。できることはやりきった」と説明した。

 男性が発症前に参加した行事には約270人が参加。感染拡大が懸念されたが、市は連絡が取れない一部を除き、必要な人への検査を終えたとした。男性が訪れたバー「The ROSE」(福山市伏見町)のイベント参加者や、男性が勤務する飲食店「串や」(同市南町)の客などを含め、405人の検査が済んだという。

 枝広市長は、店名を公表した事業者の協力もあり「比較的順調に調査でき、検査につながった」と強調。「調査対象を特定するのは容易ではない。事業者の協力に感謝したい」などと述べた。

 一方で、いずれのクラスターでも調査はなお続いている。感染しても症状がないケースもある。市は、無症状の場合でも公表された店などを利用した人は積極的に相談するよう呼び掛けている。市の相談窓口Tel084(928)1350=24時間対応。(門戸隆彦) 

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