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広島県世羅町の2農園が果物狩り中止 実施施設は規模縮小検討

2020/7/28 10:31
収穫体験を予定していたブドウを確かめる祢〓谷組合長

収穫体験を予定していたブドウを確かめる祢〓谷組合長

 新型コロナウイルス感染防止のため、広島県世羅町内の2観光農園が夏から秋に開く果物狩りの中止を決めた。予定する農園も、感染防止策をとった上での規模縮小などを検討中。花農園が相次いで閉園するなどして大きな打撃を受けた春に続き、コロナ禍がかき入れ時の農園に影を落とす。

 町内最大規模の世羅大豊農園(京丸)は、8〜9月に開く梨とブドウの収穫体験の中止を決めた。受け付けでの接触リスクや口に触れた果実の処理の問題などを考え、開催が難しいと判断した。昨年は計1万人近くが訪れていた。祢〓谷全(ねぎや・たもつ)組合長(67)は「世羅の果物を直接採り、味わってほしかった」と無念そうに話す。

 園内の直売所は、密集を避ける対策などをして営業する予定。収穫体験用のブドウは、これまで出荷していなかった産直市での販売も探る。

 香山ラベンダーの丘(別迫)も8月にブルーベリー狩りを始める予定だったが中止した。従業員には高齢者もおり「感染リスクなどを考慮した」とする。

 世羅幸水農園(本郷)は、梨やブドウの収穫体験を規模を縮小して検討中。感染防止策として、会場へのバス移動の人数制限や消毒の徹底に努める。

 新型コロナの感染が全国的に広がった4月、町内の花農園は相次いで休園、または開園を延期した。旬の季節に観光客を迎えられず、打撃を受けている。(神下慶吾)

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