宮島競艇の収益25%増 19年度決算、648億6300万円
2020/7/28 20:59
廿日市、大竹両市でつくる宮島ボートレース企業団(廿日市市)は、2019年度事業会計決算を定例会で可決した。スマートフォンを通じて購入するファンが増えたため、事業収益は648億6300万円と前年度と比べ25・0%増えた。剰余金から廿日市市と大竹市に計9億5千万円を8月に配分する。
企業団によると、19年度の純利益は22億8400万円で、前年度と比べて56・4%伸びた。新型コロナウイルスの感染拡大により2月末から無観客での開催となったものの、スマートフォンから参加する「電話投票」の拡大が寄与した。剰余金のうち廿日市市に約6億9500万円、大竹市に約2億5400万円を配分する。
ボートレース宮島は1954年に開設し、利益の一部を廿日市市と大竹市に配分する。配分額は1980年前後に年55億円に達していたがバブル経済の崩壊後に急減。2000年からゼロ配当が続いたが、17年度に2億円を計上した。その後も施設の改修などを進め、ファン層が拡大して経営改善が進み、両市への配分が続いている。
事業局の上田圭一次長兼経営管理課長は「より快適な施設づくりを進め、地元自治体の財政に貢献していきたい」としている。(東海右佐衛門直柄)
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