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【初公判】廿日市女子高生刺殺事件・聡美さんの母の供述要旨(2020年3月3日掲載)

2020/7/29 18:02

 【聡美さんの母の供述要旨】
 聡美を殺されて約13年半がたった。私たち夫婦は結婚した後、子どもに恵まれなかった。4年目にして待望の子でした。待望の娘でうれしくてうれしくて。元気で勉強ができて、まじめでよくにこにこ笑う子だった。

 中学の時、小遣い制ではなく、必要な時にお金を渡していた。中2の時、母の日に花を買ってきた。私と母(ミチヨさん)に1個ずつくれた。少しずつためて買ってくれたのだろう。母が神経痛の時、風呂に一緒に入って体を洗ってくれた。長女で、優しい子で気配りができる子ども。優しさや気配りに助けられていた。優しさが昨日のことのように思い出される。涙が止まりません。苦しくて侮しい日々でした。

 逮捕されるまでにテレビで取り上げられ、たくさんの情報が大きな助けになり、ありがたかった。風化がとても怖かった。普通に仲良く暮らしていたのに、何がいけなかったのか、考え込んだこともある。娘が死んだ生活の苦しみは経験したことがないと分からない。他人には絶対に分からない。

 聡美を殺されて以降、気分転換に、仕事を何度かした。(聡美さんの)母と知られて居づらくなり、陰口や中傷もあって苦しい日々だった。聡美は「家族を持って暮らしたい」と言っていた。早く亡くなり、もっと遊ばせてあげればよかった。2004年10月5日から時が止まっている感じだ。一日たりとも聡美のことや事件のことを忘れたことはない。
(ここまで 591文字/記事全文 1013文字)

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