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由宇球場の生観戦遠く コイ2軍本拠地、コロナ対策難しく

2020/7/29 23:12
由宇球場で無観客のスタンドを背にプレーする選手(6月19日)

由宇球場で無観客のスタンドを背にプレーする選手(6月19日)

 新型コロナウイルスの影響で、広島東洋カープ2軍本拠地の由宇球場(岩国市由宇町)で観客を入れた試合を開催する見通しが立たない。由宇球場は構造上、日本野球機構(NPB)が示す感染対策のガイドラインに沿った運営が難しいためだ。生の観戦を待ちわびる地元ファンからは落胆の声が漏れている。

 ガイドラインは、試合後に観客の感染が判明した場合、各球団はホームページなどで感染者の座席情報を公表し、近くに座っていた人に連絡するよう求める。一方、由宇球場には座席がなく、観客はグラウンドに面した芝生の上で観戦するため位置の把握はできない。入場無料で出入りも自由なので来場者数を制限するのも難しい。

 また、由宇球場は選手との距離が近く、ブルペンやサブグラウンドを見学できるのが魅力だが、選手の感染リスクを高める要因となる。

 同じウエスタン・リーグのチームは対応が分かれている。阪神タイガースも兵庫県西宮市の2軍本拠地の鳴尾浜球場で無観客試合を続けている。福岡ソフトバンクホークスとオリックス・バファローズは観客を入れて試合を開催。中日ドラゴンズも8月11日の広島戦から予定している。

 由宇球場には昨季、記録が残る2008年以降で最多の5万1539人が訪れた。昨季は練習日を含め63日通った岩国市玖珂町の中村滋利さん(64)は「元気な新人のプレーを見たい」と一日も早い入場解禁を願う。カープ広報部は「安全な試合開催のために協議を重ねており、ファンの皆さまにはご理解、ご協力をお願いしたい」としている。(鐘尾佳子) 

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