錦帯橋タイヤ痕322→34枚に減少 雨で流れたか 岩国、修繕費用安くなる見込み
2020/7/30 17:28
岩国市の国名勝・錦帯橋をバイクで走り橋板を損傷させた事件を巡り、岩国市は30日、橋板322枚に残されたタイヤ痕が34枚に減ったことを明らかにした。雨などで自然に薄くなったとみられる。修繕費用が大幅に安くなる見込みだが、福田良彦市長は「非常な憤り」と述べ、損害賠償請求する構えだ。
【写真】事件後、錦帯橋にくっきり残るバイクのタイヤ痕(7月18日)
被害は17日夕に発生。市の18日の調査ではタイヤ痕が全550枚の橋板のうち322枚に付いていた。28日に市が再調査すると、ほとんどのタイヤ痕は消えていた。34枚には依然として痕跡が残っている。
市錦帯橋課は、タイヤ痕を消す作業をしていないため、雨や観光客の通行で擦れるなどして消えたとみている。市は残った痕跡の修復方法について山口県や文化庁と協議を進めている。現時点で橋板ごと取り換える考えはないという。
岩国署は21日、同市南岩国町2丁目、建設作業員船橋健太容疑者(40)を文化財保護法違反の疑いで逮捕、送検している。福田市長は30日の記者会見で「市民の誇りであり、宝である錦帯橋をバイクで渡るという行為に非常に憤りを感じている。容疑者には市の条例に基づき、損害賠償を求めていきたい」と話した。(永山啓一)
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