広島市の新たな感染者12人 飲食店クラスター22人、新型コロナ【動画】
2020/7/31 20:54
広島市は31日、新型コロナウイルスに新たに12人が感染したと発表した。うち2人は、クラスター(感染者集団)の発生が認定された市内の飲食店と、音楽イベントを開いた市内のライブハウスの関連だった。市内の感染者の累計は197人となった。
12人のうち1人は、31日に感染が分かった安佐南区の市立小学校の放課後児童クラブ指導員。
クラスターが発生した接待を伴う飲食店「Ams(アムズ)」(中区銀山町、18日に閉店)の関連では、新たに50代の女性1人が感染。15日に利用し、23日に発熱していた。このクラスターの感染者は計22人になった。別の50代女性は23日のライブハウスのイベントに参加し、26日に頭痛などが出た。ライブハウス関連の感染者は計3人になった。
残る9人のうち5人はこれまで公表された感染者の知人や同僚、同居家族で、20〜80代の男女。ほかの4人のうち3人は30〜50代で、1人は年代非公表。関西圏や県外を訪れているケースがあった。
市がこの日に公表した感染者には、ホームセンターのジュンテンドー(益田市)の仁保店(南区)と情報通信のエネルギア・コミュニケーションズ(中区)の従業員各1人を含んでいる。
市の阪谷幸春・保健医療担当局長は「40、50代の感染が増えている。重症化しやすい高齢者との接点も多い年代で、家族間を含めて感染予防を徹底しほしい」としている。(新山創)
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