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島根県吉賀町、温泉施設省エネ化 エアコン更新など年600万円削減へ

2020/8/2
吉賀町が省エネ化する、むいかいち温泉ゆ・ら・ら

吉賀町が省エネ化する、むいかいち温泉ゆ・ら・ら

 島根県吉賀町は2020年度、町が所有する複合施設「むいかいち温泉ゆ・ら・ら」の省エネ化に乗り出す。水道・光熱費が同様の施設の約3倍という「異常値」であることが、山陰合同銀行の調査で判明したため。老朽化したエアコンを更新するなどし、最大で年間600万円の経費を削減する。

 調査によると、17年度の水道・光熱費は3885万円で、売上高の20・2%を占めていた。同規模の旅館などの標準値7・0%と比べ、「異常値レベルで高い」という。当時の指定管理者の休暇村サービス(東京)の運営について「町による赤字の穴埋めが前提で、黒字にする努力を怠っていた」と指摘。省エネ対策の実施や経費が多額なプール事業の廃止を提案している。

 施設は00年度にオープンし、温泉や宿泊棟、プールなどを備える。09年度から休暇村サービスが指定管理者として運営していたが、18年10月末に「(7月の)西日本豪雨の影響で赤字が膨らんだ」として契約期間を残して撤退した。1カ月の休業後、町の第三セクターが引き継ぎ、プールを除いて営業を再開。19年度からは町内で飲食店を展開する「郷里(ふるさと)」(同町)が新たな指定管理者として運営している。

 こうした状況を受け、町は今後の施設の在り方を検討するため、山陰合同銀行に約1300万円で調査を委託した。結果を踏まえ、町は省エネ化に着手する。基本設計費1700万円を20年度当初予算に計上している。一方、プールは当面休止を続ける。

 町企画課は「町内の誘客の中心施設を長く活用していくため、まず省エネ化に取り組む」としている。(根石大輔)


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