河井夫妻の初公判、盆明け以降へ 証拠膨大で時間
2020/8/3 23:41
昨年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で公選法違反罪に問われた前法相の河井克行被告(57)=衆院広島3区=と妻の案里被告(46)=参院広島=の初公判が、公選法が定める起訴から30日以内となる7日までに開かれないことが3日、関係者への取材で分かった。被買収者100人の証拠が膨大なためで、初公判は盆明け以降となる見通しという。
検察当局は7月8日に両被告を東京地裁に起訴した。克行被告については、案里被告の当選が無効となる連座制適用対象の「選挙運動の総括主宰者」に当たると判断。起訴から100日以内に判決を言い渡すよう努める「百日裁判」で審理される。候補者本人の案里被告も百日裁判となる。
関係者によると、両被告は起訴内容を否認。現金を受け取ったとされる地方議員や後援会員ら被買収者100人の証拠が多く、地裁側が証拠や争点を整理して公判を始めたい意向を示しているという。初公判後には、裁判官や検事、弁護人が東京から広島地裁に出張し、関係者を尋問する非公開での出張尋問も検討している。克行被告の弁護人は中国新聞の取材に「本人が勾留されている上、証拠の検討に時間がかかっている」と説明している。
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