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大田「夕市」存続へ意見書 地元漁業者、松江のJF前で抗議活動

2020/8/5 10:54
JFしまねの本所前で夕市の存続を求める声を上げる漁業者

JFしまねの本所前で夕市の存続を求める声を上げる漁業者

 大田市で水揚げした魚をその日の夕方に競りにかける「夕市」を9月に廃止するJFしまね(松江市)の方針に反対する地元の若手漁業者たちが4日、JF本所を訪れ、夕市存続を求める意見書を提出した。本所前では約100人が、朝市に一本化する方針への抗議活動を繰り広げた。

 意見書は、夕市存続に向け20〜40代の約45人で7月に結成した大田市漁業青年部が提出。渋谷晋也会長(42)たち10人が本所内でJFの岸宏会長に手渡した。

 非公開の協議で渋谷会長たちは、方針決定の経緯の説明や議事録の提示、多数決による仕切り直しを求めたが、聞き入れられなかったという。渋谷会長は「既に決まったことと言われたが、納得したわけではない」と強調。独自に集めた署名を大田市に提出するなど活動を続けるとした。

 本所前では、「夕市を守れ」などと書かれた段ボールを掲げた漁業者たちが約1時間、「納得のいく説明を」などと声を上げた。

 夕市は全国でも珍しい形態で、鮮度の高い魚介類を広島や関西へ届けられると約70年続く。JFは運営の効率化や漁業者の所得増を狙い、朝市への統合を決めている。(松本大典、下高充生)

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