【激震 ダブル市長選】安芸高田・三原、9日投開票
2020/8/8 23:14
安芸高田、三原の両市長選は9日、投開票日を迎えた。前市長がともに、昨年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で前法相の河井克行被告(57)=衆院広島3区=から現金を受け取ったと認めて辞職した異例の選挙戦。政治不信が高まる中、有権者が新たなリーダーにどの候補者を選び取るかが焦点となる。
安芸高田市長選は、前副市長の竹本峰昭氏(66)、元銀行員の石丸伸二氏(37)の無所属新人2人が一騎打ちを繰り広げた。行政経験豊富な竹本氏と民間企業出身の石丸氏の経歴は対照的だが、ともに大規模買収事件で失われた市政の信頼回復を誓い、支持を訴えた。
三原市長選は、元市消防職員の角広寛氏(61)、教育団体代表の岡田吉弘氏(35)=自民推薦、元市議の荒井静彦氏(68)、イベント企画会社社長の藤岡輝久氏(50)の無所属新人4人の争い。大規模買収事件を受けて、いずれも「政治とカネ」の問題に対する自身のスタンスを説き、浸透を図った。
投票時間は一部地域を除いて安芸高田市長選が午前7時〜午後6時、三原市長選が午前7時〜午後8時。ともに9日深夜までに大勢が判明する見通しだ。
■安芸高田市長選の候補者
竹本 峰昭 66 前副市長 無新
石丸 伸二 37 元銀行員 無新
■三原市長選の候補者
角広 寛 61 農 業 無新
岡田 吉弘 35 団体代表 無新
荒井 静彦 68 元市議 無新
藤岡 輝久 50 会社社長 無新
(届け出順、敬称略)
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