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芸術公演の会場代補助 広島県、上限付き全額方針

2020/8/12 7:51

広島県庁

 広島県は、県内施設で音楽や伝統芸能などのイベントを催した際の会場使用料を、上限付きで全額補助する方針を決めた。新型コロナウイルスの影響で低調になっている文化芸術活動を支援する狙い。公共、民間の施設を問わず使用料を補助する方向で、全国初の試みとみられる。

 補助の対象は、舞台から不特定多数の観客に見せる「実演芸術」。インターネットで配信する無観客公演も含む。県民文化センター(広島市中区)などの公共施設に加え、県内の民間施設を広くカバーする。給付要件としてイベントごとに感染を防ぐガイドラインの作成、実行を求め、安全な活動様式の普及も進める。

 補助額は、会場使用料に加え、消毒液の購入など新型コロナ対策にかかった費用の合計で、主催者に支給する。上限は施設の収容可能人数が500人未満の場合は10万円、500人以上千人未満は25万円、千人以上は45万円とする。

 現在、国の通知に基づき屋内のイベントは収容可能人数の半分以下で開くことが求められている。県は施策を通じ、感染の不安に加え、採算が合わなくなる懸念から公演をためらう主催者を支える考えだ。

 県は関連事業費3億9900万円を編成中の2020年度一般会計補正予算案に盛り込み、9月に開会予定の県議会定例会に提出する方針でいる。(城戸良彰) 


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