広島市南区の女性死亡 死因は失血死、胸など数十カ所に傷
2020/8/13 20:07
広島市南区翠2丁目の民家で住人の無職津下英子さん(89)が胸などを刺されて死亡していた事件で広島南署は13日、司法解剖の結果、死因は胸を刺されたことによる失血死だったと明らかにした。殺人事件とみて捜査している。
同署によると、津下さんは息子(48)と2人暮らしで、12日夕に息子が「母親が倒れている」と110番。同署員が駆け付けると津下さんは既に死亡していた。解剖の結果、胸や両腕など数十カ所に刃物のようなもので刺されたり切られたりした傷があった。遺体に腐敗などはなく、死後間もない状態だったとみられる。同署は13日、自宅で現場検証を進めた。14日も続ける。
近隣の住民によると、津下さんは新型コロナウイルスの感染拡大前までは週1回、地元の集会所である体操に参加していた。一緒に体操をしていた女性(82)は「優しい人柄で、お姉さんみたいな存在だった。何があったのか…」と肩を落とした。
現場は南区役所から南に約800メートル離れた幹線道路沿いの住宅密集地。近くの男性(65)は「津下さんが11日にラッキョウや梅干しを持ってきてくれたばかりだった。びっくりしている」と話していた。
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