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恐竜間近に、岡山理科大の博物館新装 骨格標本など100点、解説充実

2020/8/13 20:36
リニューアルした岡山理科大の「恐竜学博物館」

リニューアルした岡山理科大の「恐竜学博物館」

 2018年3月にオープンした岡山理科大(岡山市北区)の「恐竜学博物館」が、リニューアルした。同大が研究対象にしているモンゴル・ゴビ砂漠で発掘された恐竜の骨格標本などの展示に加え、骨の形や構造からそれぞれの恐竜の特徴を楽しく学んでもらうための解説も充実させた。館内には研究スペースもあり、学生や教員による化石のクリーニングや解析作業も間近に見学できるレイアウトになっている。

 学内4会場・計約300平方メートルに、恐竜の全身の骨格標本や足跡の化石の実物、レプリカなど約100点を展示している。

 メイン会場の肉食恐竜タルボサウルス(約7千万年前)のコーナーには、幼体の後ろ脚に焦点を当てた学習スポットも設置。ダチョウに似たその形状から俊敏性に富んでいたとの解説が添えられている。植物食のプロトケラトプス(約8千万年前)のコーナーでは、たてがみ状の頭骨について紹介。骨の薄さから防御用でなく、敵への威嚇などのためと説明している。

 隣には化石処理室、研究室、標本室を配置。研究に当たる「恐竜・古生物学コース」の教員や学生の作業時間には、岩石から化石を取り出すクリーニングやレプリカ作り、CTスキャンによる化石の解析などの作業もガラス越しに見られる。

 奥田ゆう学芸員は「標本や研究の現場を間近に見てもらうことに主眼を置いた。ここでしか見られない標本もあり、学校の自由研究などにも活用してもらえれば」と話している。

 岡山理科大は、岡山市にあった林原自然科学博物館によるゴビ砂漠の恐竜研究を引き継ぎ14年、生物地球学部に同コースを開設。現在、教員5人、大学院を含む学生約40人が在籍している。(伊東雅之)

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 博物館は日、月曜を除く午前10時〜午後4時45分に開館。無料。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、現在は電子メールで予約が必要(yoyaku.kyoryugakuhakubutsukan@gmail.com)。同館Tel086(256)9804。

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