河井前法相夫妻の初公判は25日 12月18日までに55回審理予定
2020/8/17 13:25
東京地裁は17日、昨年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、公選法違反の罪で起訴された前法相の河井克行被告(57)=衆院広島3区=と、妻の案里被告(46)=参院広島=の初公判を25日午前10時に開くと発表した。
12月18日まで55回にわたって審理日程を指定。多いときで1週間に4回の期日が入るタイトな日程となっている。その後、検察側の論告求刑や弁護側の最終弁論を経て、判決が言い渡される見通しだ。
関係者によると、夫妻は無罪を主張し、克行被告は検察当局が現金の配布先とされる地元議員らと違法な司法取引を行った疑いがあるとして、公判を打ち切る公訴棄却を求める方針という。
公選法の規定で、公判は起訴から100日以内に判決を言い渡すよう努める「百日裁判」の対象。本来なら10月中旬が判決となるが、証人が多数に上ることなどから、7月8日の起訴から初公判まで1カ月半余りを要し、12月まで証拠調べに費やされることになった。
克行被告は昨年3〜8月、案里被告を当選させる目的で100人に投票や票の取りまとめを依頼し、128回にわたって計約2901万円を渡した疑い。うち5人については、案里被告と共謀して同3〜6月に計170万円を渡した疑い。
【関連記事】
6日午後4時40分ごろ、「呉市の倉橋島から出航したプレジャーボートが帰ってこない」と、乗っていた男性2人の知人から118番があった。呉海上保安部などが行方を捜したところ、同6時10分ごろ、呉市の鹿島...
2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件に端を発した参院広島選挙区の再選挙は、8日で告示まで1カ月となる。投開票は4月25日。公選法違反罪で当選無効になった河井案里元参院議員が所属してい...
競馬関係者らの月々の収入は、新型コロナウイルス禍の前から担当する馬の「強さ」や「運」によって浮き沈みがあった。そこに目を付けた大阪市の男性税理士。申請時に新型コロナの影響を証明する必要もなく、1億8...
日本中央競馬会(JRA)は6日、騎手13人や調教師、調教助手など計165人が新型コロナウイルス対策の国の持続化給付金を受給し、うち163人の計約1億8700万円分が不適切だったとして、返還済みか手続...
岡山県では6日、9人の新型コロナウイルス感染が明らかになった。岡山市が8人、井原市が1人。【グラフ】岡山県の新型コロナウイルス感染者数と医療提供状況【関連記事】岡山県で新たに変異株1人確認 新型コロ...