広島県内39日ぶりに公表ゼロ 新型コロナ感染
2020/8/17 21:54
広島県内では17日、新型コロナウイルスの新たな感染者の発表がなかった。感染者の公表ゼロは、7月9日以来39日ぶり。同月10日〜8月16日の累計の感染者数は再陽性を除くと264人で、「第1波」を上回り、全体の61・3%を占めている。
県健康対策課は「ここ数日は感染者は減少傾向にあるが、お盆休みの影響を見極める必要がある。基本的な感染予防策を徹底し、県外に移動する場合はリスクの高い施設の利用を控えてほしい」と呼び掛ける。
前日の16日には広島市で新たに2人の感染が判明。1人は20代で、8日に発熱や味覚の異常を発症し、PCR検査で15日に陽性を確認した。もう1人も20代で、10日に熱やせきが出て抗原検査で15日に陽性と分かった。いずれも軽症で、発症前2週間に海外や広島県外への往来はなかった。
一方、市が13日に感染を公表した70代の部活動指導員が発症前に運動部を指導した同市東区の2校と安佐南区の1校の市立中学校は17日、授業や部活動を再開した。
市教委によると、指導を受けた生徒94人と、接触した教員1人の計95人のうち93人がPCR検査で陰性だった。残る生徒2人は、市外にいて15日までに検査できておらず、結果が判明するまで自宅待機してもらうという。(宮野史康、水川恭輔)
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