障害者、59歳も受験可 山口県職員、年齢制限を大幅緩和
2020/8/17 23:01
山口県人事委員会は、11月に行う障害者向けの県職員採用試験の受験資格について年齢の上限を59歳(来年4月1日現在)に見直す。現行の29歳から大幅な引き上げとなる。昨年6月施行の改正障害者雇用促進法を受けた措置。厚生労働省は全国の自治体でも珍しいとしている。
採用予定人数は行政事務が4人程度、警察事務と小・中学校事務が各1人程度。1961年4月2日〜2003年4月1日に生まれ、身体障害者手帳や療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を持っている人が対象。出題は活字か点字、音声機器から選択できるが、小・中学校事務は活字での出題に限られる。定年は従来通り60歳のまま。
任用・審査班の熊崎ミサ班長は「地方自治体に障害者の率先雇用を求める法改正を受け、より多くの人に受験してもらえるよう見直した」と説明。県は社会人採用の試験でも年齢上限を59歳に引き上げている。
中国地方の他の4県の障害者採用試験の年齢上限は、広島と岡山が30歳、島根が32歳、鳥取が35歳。国家公務員では人事院が法改正に先立つ18年度の実施分から59歳に引き上げている。(門脇正樹)
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