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岩国発砲事件 各地で抗争、飛び火警戒

2020/8/17 23:29

前原幹部の自宅(左側)付近を調べる山口県警の捜査員(16日午前9時35分、岩国市装束町4丁目)

 神戸山口組系の暴力団幹部が撃たれた事件を捜査していた岩国署に拳銃を持った男が自首した17日、地域では安堵(あんど)の声が広がった。一方、男は名前などを一切明かさず、暴力団関係者かどうかも不明。山口組の分裂を巡っては各地で抗争事件が相次いでおり、山口県警は県内への飛び火を警戒する。住民も早期解明を求めている。

 事件が起きたのは和木町に近い岩国市装束町4丁目の住宅街。被害者の自宅近くのアルバイト男性(65)は「夜も気になり安心して眠れなかった。ひとまず逮捕されて良かった」と喜んだ。一方、主婦(76)は「自首したのが身代わりかもしれない。また、同じような事件が起きないといいが」と顔を曇らせた。

 岩国署にはこの日朝、30代くらいの男が突然訪れ「前原さんの件で」と受け付けの署員に告げた。取り調べでは拳銃を持っていたことは認めたものの、事件のことや身の上は語らず、免許証など身分を示す物も持っていなかった。

 山口組を巡っては2015年8月に神戸山口組が分裂後、各地で双方の構成員が襲撃されるなどの事件が相次ぐ。今年5月には岡山市北区で神戸山口組系組織の幹部が事務所近くで撃たれ、米子市の山口組系組織の幹部が銃刀法違反容疑で逮捕された。

 県警によると、今回幹部が撃たれた神戸山口組系組織は構成員が数人程度。末端の組織について「敵対勢力に狙われやすい」(捜査関係者)との見方もあるだけに、県警は抗争との関連の可能性についても捜査を進める。(暴力団取材班)

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