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ネット店舗で広島の生産者応援 竹原元協力隊員の酒井さん姉妹開設

2020/8/22 21:32
竹原市の特産品加工施設が出品する鮮魚を確認する酒井愛さん(右)と望さん

竹原市の特産品加工施設が出品する鮮魚を確認する酒井愛さん(右)と望さん

 竹原市の元地域おこし協力隊員の酒井愛(まな)さん(35)と望さん(32)姉妹が、広島県内各市町の特産品を大手サイトで一括販売するネット上の店舗「広島ギフトいちばん屋」を開設した。新型コロナウイルス感染拡大でネット販売の需要が高まる中、地元の生産者たちの出品を後押しする。

 大手サイト「楽天市場」などに出店する。出店に必要な月額利用料や契約更新料はいちばん屋が負担。生産者たちは売り上げのうち30%を手数料として支払う。販売実績に応じた負担だけで済むため、低リスクで出品できる利点があるという。商品紹介のページ作成も主に2人が担う。

 酒井さん姉妹は地域おこし協力隊員として同市小梨町を拠点に農作業の手伝いや特産品開発に従事し、ともに2018年3月で約3年の任期を終えた。今も同町に残って一般社団法人を立ち上げ、市の特産品のネット販売などを手掛けている。

 コロナ禍でネット販売は全国的に好調だが、市内の農産物直売所や飲食店の売り上げは激減していると知った。望さんは「多くの生産者や店舗が気軽に参入できる方法はないかと考えた」と説明する。

 協力隊員時代の人脈などを生かして知人たちに呼び掛け、出品を県内全域から募る。「楽天市場」にプレオープンしている現時点で竹原市の鮮魚やタコ、タケノコ、安芸太田町の米粉ドーナツなどを出品。呉市のかんきつを使ったマーマレードや江田島市のオリーブ製品など、計約900品目のめどが立っている。

 今月中に本格的に開店し、ネット上での注目度を高めるため1500品目を目標に置く。望さんは「ネットなら世界に広島の商品をPRできる。実店舗での売り上げが減る中でも営業が継続できるよう助けになりたい」と話す。(山田祐) 

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