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福山リム30日閉館、公共7施設移転へ 2施設廃止、惜しむ声も

2020/8/22 22:59

 福山市所有の大型複合商業施設「エフピコRiM(リム)」(同市西町)が8月30日で閉館するのに伴い、入居する施設の移転や廃止が迫ってきた。民間のテナントのほか広島県と市の9公共施設も七つが移転、二つは廃止となる。廃止される中には人気を集めていたものもあり、惜しむ声も出ている。移転にともなって一部では再開が遅れ、機能が縮小する施設もある。

 廃止されるのは、絵本をテーマにした親子の交流施設「えほんの国」。年に3万人以上が利用する人気施設だったが、移転費用や代替施設の確保が難しかったという。沖野上町の権藤ふみさん(42)は「子どもがはしゃいでも気にせず、1日安心して過ごせる場所だった。ここでできた友達も多い」と惜しむ。

 移転は7施設で、ふくやま書道美術館はふくやま美術館(西町)の館内に移転する。展示室や収蔵庫の移転工事が完了次第、12月上旬ごろの再開を予定。展示スペースが限られるため、当面は所蔵品の展示を企画する。

 草戸町の旧勤労青少年ホーム別館に移転するのは市男女共同参画センター。引っ越し作業と改装などが間に合わず、業務再開は9月7日までずれ込む見込み。それまでの間は市役所本庁舎の相談室や電話で対応するという。同じく同別館に移る県警と市の「少年サポートセンターふくやま」も同15日の再開を予定する。

 市の産業支援拠点「フクビズ」と県の就職相談窓口「ひろしましごと館福山サテライト」は同市霞町のまなびの館ローズコムに移る。フクビズでは、ローズコムにある市中央図書館と連携した企画を検討する。

 ふくやま子育て応援センターと看護職の復職支援の県ナースセンター・サテライト福山は三吉町南の福山すこやかセンターに移る。ものづくりの情報発信拠点「市ものづくり交流館」は工房機能のみを備後地域地場産業振興センター(東深津町)に移し、廃止される。

 40店舗前後あった民間テナントは月末までに順次、移転や閉店をする。(吉原健太郎)

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