地域ニュース
平和の尊さ、歌とダンスで 中区、子どもたちが創作劇
2020/8/23 21:09
原爆を題材にした創作劇「I PRAY(アイプレイ)」の公演が23日、広島市中区のJMSアステールプラザであった。同市や近郊の子どもたちを中心とする34人が、原爆の悲惨さや平和の尊さを歌やダンスを交えて表現した。
劇は1945年の広島を舞台に焦土から立ち上がる市民を描く。出演者は、家族を失いながらも生きる希望を持ち続けた被爆者たちの姿を熱演した。
劇は南区のダンス講師木原世宥子(ようこ)さんが96年に制作。NPO法人「I PRAY」(中区)が国内外で上演している。この日は約300人が鑑賞した。原爆で姉を亡くした東区の主婦二川澄子さん(80)は「若い世代には、戦争や原爆のない平和な世界を築いてほしい」と願っていた。(小林可奈)
【関連記事】
未来を平和に、願い込めて 大林宣彦監督の遺作31日公開、戦争の歴史を追体験
庄原こどもミュージカル公演20回の足跡一冊に 実行委員長の児玉さん、写真や回想収録
あなたにおすすめの記事
同じ日のニュースの記事
-
首都圏主要駅に「ばかたれーっ!!」ポスター 広島県観光連盟が企画 「出身じゃないけど泣ける」と話題に [中国地方のニュース] (12/22)
-
使い捨てビニール手袋不足 コロナ対策で需要増え介護現場悲鳴 [中国地方のニュース] (2/28)
-
全テナント撤退の尾道駅 最後の土産店も終了 [中国地方のニュース] (1/11)
-
ダイオウイカ漂着、生きた状態で発見 体長4・1メートル 島根県出雲市 [中国地方のニュース] (1/28)
-
天守閣「木造復元を」 広島城有識者会議、市に最終意見 [中国地方のニュース] (3/2)
福山市の会社が、外国人留学生向けの日本語学校の開校を計画していることが23日、分かった。同市入船町のビルを改修し、早ければ来年中の開校を目指す。市内の外国人留学生はこの5年で倍増。人口減少を見据えて...
出雲市大社町の島根半島にあり、江戸から明治期の「北前船」が立ち寄った鷺浦地区に、宿泊施設「NIPPONIA(ニッポニア)出雲鷺浦 漁師町」がオープンした。築150年以上とされる元船宿や古民家を改修(...
新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて本年度、広島県内の市町議会が住民向け議会報告会を思うように開けていない。実績がある18市町議会のうち、開催にこぎ着けたのは大竹市だけ。8市町は開催を断念し、...
原爆を題材にした創作劇「I PRAY(アイプレイ)」の公演が23日、広島市中区のJMSアステールプラザであった。同市や近郊の子どもたちを中心とする34人が、原爆の悲惨さや平和の尊さを歌やダンスを交え...
呉市・下蒲刈島(下蒲刈町)の下蒲刈中と下蒲刈小の閉校式が23日、それぞれの体育館であった。3月末に閉校したが、新型コロナウイルス感染拡大のため延期されていた。