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「北前船」寄港の大社に宿 出雲・鷺浦地区、元船宿や古民家改修

2020/8/23 23:14
古民家をリノベーションした宿泊施設の一室

古民家をリノベーションした宿泊施設の一室

 出雲市大社町の島根半島にあり、江戸から明治期の「北前船」が立ち寄った鷺浦地区に、宿泊施設「NIPPONIA(ニッポニア)出雲鷺浦 漁師町」がオープンした。築150年以上とされる元船宿や古民家を改修(リノベーション)した3棟5室で、日本海や港、石州瓦の家が密集した風景に浸り、豊かな時間を過ごしてもらう。

 全国で古民家を改修し、歴史や文化を感じられる宿泊施設を手掛けるニッポニアブランドとして、同市の「NOTE(ノオト)雲州」が改修を担当。不動産業のサウンドプラン(大阪府)が運営する。

 屋号から名付けた「釜屋」(2室)は、塩作りの作業場や住宅として使われた。船宿だった「濱古屋」(2棟3室)は、防虫の効果がある焼いた杉を外壁に使うなど、古くからの知恵を生かして改修。各定員2〜4人で、キッチンも付けた。漁船の照明器具をランプとして置くなど、港町の雰囲気を演出している。宿泊料金は1人につき2万〜3万円となる。

 サウンドプラン出雲事業部の古瀬典子さん(30)は「日常と距離を置き、自身の時間を過ごしてほしい。歴史と文化もつなげたい」と、もてなしに意気込む。

 出雲市でのニッポニアブランドの宿泊施設は、平田町の「NIPPONIA出雲平田 木綿街道」に続いて2カ所目。大社町の出雲大社近くでも計画する。

 新型コロナウイルスの感染防止対策として当面、満室での運営は避ける。「漁師町」の問い合わせはTel0853(25)9331。(高橋清子)

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