地域ニュース

福山に7校目の日本語学校 外国人留学生、5年で倍増

2020/8/23 23:14
日本語学校の開校に向け、改修が進むビル

日本語学校の開校に向け、改修が進むビル

 福山市の会社が、外国人留学生向けの日本語学校の開校を計画していることが23日、分かった。同市入船町のビルを改修し、早ければ来年中の開校を目指す。市内の外国人留学生はこの5年で倍増。人口減少を見据えて地域で活躍する外国人材を受け入れ、住民との交流の場も設ける。

 計画では、建設業のラックス(同市曙町)の関連会社が国道2号沿いの4階建てビルに「しんぐうグローバルカレッジ」を開く。留学生はアジア出身を中心に100人規模を想定し、貸しスペースやカフェも設ける。

 開校に先駆けて今秋、有料の語学教室を始める。日本人はベトナム語など、外国人は日本語を学べ、企業に外国人従業員の教育の場としても活用してもらう。ラックスは中古の集合住宅の改修も手掛けており、留学生用の住宅も用意。屋上を地域住民との交流の場に使うことも目指す。

 市内の日本語学校は7校目。広島県によると、日本語を学べる専修学校、各種学校は昨年5月現在で県内に14校あり、福山市に6校が集中する。福山市は大都市に比べて家賃や物価が安く、工場などのアルバイト先が確保しやすいこともあって留学生が急増。市内で在留資格が「留学」の外国人住民は7月末で1387人と5年前の約2倍になった。

 政府は2008年に「留学生30万人計画」を掲げ、ビザ発給の緩和などの施策を進めてきた。一方、全国的に就労目的の留学生が後を絶たず、高度人材の定着が進まない課題もある。

 ラックスの山田哲矢社長は「新型コロナウイルスの影響はあるが、人口減少は確実にやってくる。外国人が安心して学び、暮らせる環境を整えるとともに地域住民とのコミュニティーづくりも進めたい」と話す。(榎本直樹)

【関連記事】

留学生減り1万人割れ 5月末の福山在住外国人、入国できず学校苦慮

住居や生活費、留学生ら不安 航空便欠航で帰国困難、薄い日本の行政支援

広島の外国人8000人超える

【フレンドか日本】オーバーワーク当たり前 山口県内、時給仕事支える留学生


この記事の写真

上記の写真をクリックすると拡大して表示されます。

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

同じ日のニュースの記事
一覧