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猛暑の授業、熱中症警戒 広島県内公立小中で夏休み明け、特別教室や屋外回避

2020/8/24 22:22
夏休み明け授業再開(24日午前8時31分、撮影・藤井康正)

夏休み明け授業再開(24日午前8時31分、撮影・藤井康正)

 広島県内の全公立小中学校では、新型コロナウイルス禍のため短縮された夏休みが終わり、24日までに順次授業が再開された。厳しい暑さが続く中、各校は子どもたちの熱中症を警戒。エアコンが設置されていない理科室などの特別教室や屋外での授業を避けるなど対応に追われている。

 3年生が18日に、1、2年生が23日に夏休みを終えた江波中(広島市中区)。今月の保健体育の授業は、保健を中心とし、主にエアコンのある普通教室で実施する。木下健一校長は「生徒の命を守るため、授業の見直しなど臨機応変な対応は欠かせない」と強調する。

 同じように授業の進め方を工夫する学校は多い。落合中(安佐北区)では、エアコンがない理科室の使用を避け、実験のない単元を先行して教えている。

 昼休憩を10分短縮するなどし、児童が校内で過ごす時間を短くする動きもある。千田小(中区)安西中(安佐南区)などは、登下校時に帽子や日傘の利用を促している。

 中国新聞の調べでは、6月末現在、広島市立の小学校141校、中学校63校の普通教室のエアコン設置率は100%。一方、特別教室は小学校38・3%、中学校30・5%にとどまり、冷風機や扇風機を新たに用意する学校も目立つ。

 市教委によると、中区の最高気温が35度以上の猛暑日となった今月17日と18日、それぞれ市立中の生徒1人が熱中症とみられる症状で救急搬送された。17日は校内での部活動中、18日は下校中で、いずれも軽症だった。

 市教委は17日、熱中症に警戒するよう全市立学校に通知。気温や湿度が高い時には、登下校時を含めてマスクを外す指導をするなど「最大限の注意」を呼び掛けた。

 24日の県内各地の最高気温は、安芸太田町が最も高い35・5度。広島市中区34・9度▽府中市34・5度▽▽三次市34・4度▽福山市33・9度▽呉市33・3度―などだった。広島地方気象台は向こう1週間も暑い日が続くと予報し、体調管理に注意を呼び掛けている。(小林可奈、佐伯春花) 

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