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福山駅前で飲食店の改装相次ぐ 新様式にぎわい模索

2020/8/24 22:50
精肉が並ぶ店内で持ち帰り用の弁当を手にする池口店長

精肉が並ぶ店内で持ち帰り用の弁当を手にする池口店長

 新型コロナウイルスの感染が広がる中、福山市中心部やJR福山駅前の飲食店が物販に業態を変えたり、テラス席を設けたりする動きが相次いでいる。駅の利用者や人通りが減るなど逆風に負けず、新たなスタイルで中心市街地のにぎわいを生もうと模索する。

 池口精肉店(福山市新涯町)は今月上旬、肉料理を提供する伏見町の飲食店「イケグチ・ミート・パブリック・ハウス」を精肉店の「福山駅前店」に変えた。和牛の精肉や加工品、ミンチカツや焼き肉の弁当などを販売する。

 もともと飲食店は、駅前のにぎわい創出を図る官民連携の融資制度を使った初の物件として、2018年12月に開業した。5階建て空きビルの1、2階を改装し、50席を設けて予約も多かった。だが、感染拡大を受けて4月19日に休業。本店と同じ形式で自慢の味を届けることにした。

 池口昌夢店長(32)は「コロナ禍の中、小売りに力を入れていく。自宅などで食事を楽しんでもらいたい」と話す。

 4月中旬から休業していた伏見町の飲食店「NO COUNT」も今月から、「かみてつ青果店」に衣替えした。地元農家から仕入れた野菜や果物などを並べるほか、弁当の食材にして販売。本格的な品ぞろえはこれからで、インターネット販売や配達も目指す。

 店は1月、改装した中古ビル1階の一角に開業したばかりだった。新店名は経営者の上中谷哲さん(45)の名前に由来する。「伏見町の皆さんが温かく受け入れてくれた。これからも食を通じて、駅前に新たな流れを生みたい」と前を向く。

 映画館経営などのフューレック(福山市)は、同市船町の飲食店「まごころ料理ふな家」の敷地内にオープンテラスの座席を設けた。「3密」を避けながら食事を楽しんでもらう。(榎本直樹) 


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  • 「かみてつ青果店」を経営する上中谷さん

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