松江の高校クラスター、107人に 24日確認の感染者、サッカー部員とグラウンドで濃厚接触
2020/8/25 15:52
松江市は25日、24日に新型コロナウイルス感染が確認された市内在住の感染者は、同市の私立立正大淞南高サッカー部の寮で発生したクラスター(感染者集団)の関連であることを明らかにした。クラスターは関連も含め計107人、島根県内での感染確認は計136人となった。性別や年代は、本人の意向を理由に明らかにしなかった。
新たな感染者は、8日に同校のグラウンドでサッカー部員複数と濃厚接触していた。10、22日に健康相談コールセンターに問い合わせていたが、聞き取り調査で生徒と濃厚接触していたことは分からなかったという。22日に味覚障害と軽いせきの症状が出て、24日に市内の医療機関を受診。PCR検査で陽性となった。軽症という。
市は同居人以外の濃厚接触者はいないとし、「9日から自主的に外出自粛をしており、感染拡大の可能性は低い。今後も注意深く、可能性が残らないような形で調査を進めたい」と説明した。
市はまた、24日までに同校の入院していた全生徒40人が退院したことも明らかにした。(高橋良輔)
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