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「10万円」1%が未申請 コロナ対策、広島市の期限間近 多くが若い単身世帯

2020/8/25 21:15
特別定額給付金の受給手続きのため広島市役所を訪れた市民(右)

特別定額給付金の受給手続きのため広島市役所を訪れた市民(右)

 新型コロナウイルス対策として全国民に一律10万円を配る特別定額給付金で、対象世帯が広島県内最多の広島市の申請期限が28日に迫っている。24日現在、約1%に当たる5464世帯6169人が未申請。大半が単身世帯で、40代以下が半数強を占めている。市は、若い世代に浸透している会員制交流サイト(SNS)などを使って申請を呼び掛けている。

 市の給付対象は57万2582世帯。市によると、24日までに約99%に当たる56万7118世帯が申請を済ませた。申請していない5464世帯のうち、約9割が単身世帯という。

 市が20日時点で未申請世帯の状況を分析したところ、若い世代が目立つ。年代別の最多は20代以下で20%を占めていた。40代19%▽30代17%▽50代16%―と続いた。区別では中区が21%と最も多く、西区19%、南区15%、安佐南区14%などだった。

 未申請の要因について、市総務課は「世帯主の認識がなかったり、住民票を移さないまま市外に転出したりしたケースが考えられる」とする。今月上旬、未申請を知らせる通知を郵送し、同下旬にはツイッターやフェイスブックでも知らせた。

 同課には今月に入り、申請手続きを問い合わせる市民が1日5人ほど訪れている。25日に来庁したフィリピン人のヘイゼル・メイ・カピリタンさん(29)は「日本語がよく分からないし、どう手続きすればいいかも分からなかった」と話す。在留期間が3カ月を超えるなどして住民基本台帳に記載されている外国人にも給付される。

 県によると、県内全23市町では広島市のほか、呉、東広島の両市が申請を受け付けている。両市の申請期限は31日までで、やはり20、30代の単身世帯の未申請が目立つという。

 支給されなかった特別定額給付金は国庫に戻る。広島市総務課は「申請書を送ったかどうか、もう一度確認してほしい」と呼び掛けている。同市特別定額給付金コールセンターTel(0120)082417。(小林可奈) 


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