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オオサンショウウオ放流 東広島市、施設が初保護の1匹

2020/8/27 21:00
オオサンショウウオを放流する清水准教授(左)たち保護施設のメンバー

オオサンショウウオを放流する清水准教授(左)たち保護施設のメンバー

 東広島市豊栄町乃美にあるオオサンショウウオの保護施設のメンバーが27日、町内の椋梨川に個体1匹を放流した。市が今春開設した「オオサンショウウオの宿」で初めて保護した個体で、当初は痩せていたが、えさをしっかり食べて元気に自然へ戻った。

 個体は昨年11月に町内の椋梨川でウナギわなにかかっていた雌。保護時は体長67センチ、体重2・35キロだったが、体長68・5センチ、体重2・54キロまで回復。左後肢のけがも治ったという。

 広島大総合博物館(東広島市)の清水則雄准教授(44)たちが個体を車に乗せて川の上流に運んだ。水に放つと、流れに逆らうようにゆっくり進んでいった。約7カ月半、えさやりや水温チェックなどの世話をした為平邦彦さん(73)は「川に戻せたのはうれしいが、寂しくもある。元気でいてほしい」と見守っていた。

 施設はオオサンショウウオの生息数が減る中で、弱った個体を保護するために市が約650万円をかけて整備した。この日放流した個体以外に現在2匹を保護している。(堅次亮平)

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