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ナシを守る幻想的な光 世羅の農園に防蛾灯

2020/8/28 13:58
防蛾灯の幻想的な光にナシが照らされる世羅大豊農園(撮影・井上貴博)

防蛾灯の幻想的な光にナシが照らされる世羅大豊農園(撮影・井上貴博)

 広島県世羅町特産のナシを害虫から守る「防蛾灯(ぼうがとう)」が、夜の世羅台地を淡い黄色に染めている。実に光を直接当てることで糖度が高まるとされる無袋栽培には欠かせず、ことしも収穫期を迎えたナシを照らす。

 同町京丸の世羅大豊農園では約40ヘクタールに1500基を設置。夜行性のガが嫌う波長の光を放ち、果汁を吸われてナシの実が傷む被害を防ぐ。日没ごろから点灯を始め、春の低温や猛暑を乗り越え育ったナシを夜通し保護する。夏から秋にかけての名物の光景で、夜が深まるとともに輝きを増す。

 同農園の祢〓谷全(ねぎや・たもつ)組合長(67)は「防蛾灯はナシの仕上げの季節を感じさせてくれる頼もしい存在」と話す。(神下慶吾)

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