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自民王国の地元山口、驚き隠せず 首相退陣表明

2020/8/28 22:03

下関市の安倍事務所で報道陣の取材に応じる後援会の伊藤会長

 安倍晋三首相の突然の辞任表明は地元山口でも一様に驚きを持って受け止められた。内閣支持率の低下や体調不良が取り沙汰されながらも、国会議員と知事、市町長のポストを自民党が独占する屈指の保守王国で首相の威光は絶大。突然の終幕を予想する関係者は皆無で、激震に見舞われている。

 首相辞任の意向が流れた午後、下関市の安倍事務所には多くの報道陣が詰め掛けた。首相の辞任表明の会見を見届けた後、各社の取材に応じた後援会の伊藤昭男会長(84)は「ニュース速報の直後に首相本人から電話があった。お盆に電話で話した時は声の張りもあり元気だったのに」と驚きを隠さなかった。連続在職日数が最長を記録した直後だけに「個人的にはまだやってもらいたいが、本当によく頑張られた」と慰労した。

 村岡嗣政知事は「突然のことで驚いている。これだけ地方を後押ししてくれた政権はない。コロナ対策も思い切った予算を投じ心を砕いてもらった」と振り返った。山口市の渡辺純忠市長も「不動の精神で『美しい日本』を守り抜いた」と賛辞を贈った。

 一方、立憲民主党山口県連の坂本史子代表は「森友加計問題や桜を見る会など疑惑を明らかにせず政権を放り投げた。在職中に3人の国会議員が逮捕され、辞任は遅すぎた」と批判した。次期衆院選で安倍首相の山口4区にれいわ新選組から立候補を表明するプロレスラーの竹村克司氏(48)は「持病は苦しいかもしれないが、国民はコロナ禍でもっと苦しんでいる。道筋をつけずほったらかしてやめるのは国民の理解を得られない」と語気を強めた。


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