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福山リムが閉店 市、22年にも再オープン目指す

2020/8/30 23:00
閉店セレモニーで、感謝の礼をする従業員に拍手を送る市民

閉店セレモニーで、感謝の礼をする従業員に拍手を送る市民

 福山市が所有する旧福山そごうの大型複合商業施設「エフピコRiM(リム)」が30日、7年間の営業を終えて閉店した。JR福山駅近くの立地ながら、設備の老朽化や郊外店との競合でテナント誘致が困難になり、運営会社が営業継続を断念した。

 午後8時に営業を終えた後、正面玄関で閉店セレモニーがあり、常連客たち約200人が集まった。佐々木佑昌支配人(40)が「延べ約1260万人。本当に多くのお客さまに来店いただいた」とあいさつし、従業員とともに頭を下げた。客から拍手が湧き起こる中、閉店を告げる赤いカーテンが引かれた。

 この日は、約5200人が来店。セール品を買い求めたり、記念撮影をしたりして名残を惜しんだ。

 リムは地上9階、地下2階建て。1992年開業の旧福山そごうが前身で、天満屋(岡山市北区)による「福山ロッツ」を経て、2013年9月にグランドオープンした。服飾店やレストランなどの民間テナントのほか、美術館や子育て支援施設などの公共施設も入居し、18年度の来館者数はリム開業以降で最多の187万人を記録した。

 だが、バブル期の百貨店仕様の過剰な設備が重荷になり、近年は空調やエレベーターの修繕などで赤字が続いていた。大規模改修には巨額の費用がかかるため、市は今後、約2億6千万円をかけて1階だけを改装し、22年4月に再オープンさせる方針を示している。(菅田直人)

 <エフピコRiM(リム)> 福山そごうとして1992年4月に開業。2000年12月に閉店後、市が26億円で建物を購入。天満屋(岡山市北区)などが03年に福山ロッツとして営業を始めたが13年4月に閉店。続いて大和情報サービス(東京)が管理運営を担い同9月にグランドオープン。設備の老朽化などで19年10月、契約満了前の20年8月30日の閉店で市側と合意した。

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