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広島県が独自警戒基準 新型コロナ対策強化の目安

2020/8/31 23:00

 広島県は31日、新型コロナウイルス対策の強化を判断する「警戒基準値」を設けた。直近1週間の新規感染者数が1日平均16人以上などの5項目。感染拡大を防ぎつつ県民の日常生活を維持するため、エリアや業種を絞った一斉のウイルス検査などの対策に乗り出す目安にする。

 国は、都道府県が対策を判断する感染状況として4段階を示し、ステージ3とステージ4で指標を定めている。県は警戒基準値を、ステージ2以下の指標として新たに設定した。

 5項目のうち2項目は、ステージ3の国指標を独自に低くした。具体的には「直近1週間の新規感染者数が1日平均16人以上」「県内の入院・療養中の感染者数が計168人以上」。県によると、国指標ではそれぞれ「1日平均60人以上」「感染者数が計420人以上」で、感染状況がかなり高いレベルになると判断したという。

 残る3項目は、全体と重症用のそれぞれでピーク時に確保を目指す入院ベッド(病床)数に対する使用割合が5分の1以上など。

 ステージ2以下でも指標を総合判断し、県民や事業者への警戒強化の呼び掛け、感染者が増えている地域や業種での一斉検査などを始める場合があるという。湯崎英彦知事は「県民の日常生活や社会経済活動への影響が大きい行動制限を極力せず、感染拡大防止に努める」と説明した。

 県はこの日、イベントを開催する場合に参加人数を原則5千人以下などとしている条件を、9月末まで1カ月延ばすと決めた。(畑山尚史) 

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