電子書籍数15倍へ 府中市立図書館、年度内に677冊→県内最多の1万冊
2020/9/1 14:43
府中市立図書館は、2020年度中にスマートフォンやタブレット端末で読める電子書籍の蔵書を現在の677冊から約15倍の約1万冊に増やす。学校でのタブレット端末の導入や市全域での光回線の敷設などオンラインでの読書環境が整いつつあるため。蔵書数は広島県立図書館(広島市中区)を抜き、県内最多となる。
電子書籍は府中市立図書館の専用ホームページからアクセスし、読みたいタイトルを選択すれば24時間、いつでも借りて読める。
府中市は、2014年に県内で初めて電子書籍の貸し出しサービスを始めた。ただ、4月時点の利用登録者数は509人で、全体の登録者の1.9%にとどまっている。今回の蔵書増で、来年3月末までに1万人の登録を目指す。
同市では11月から市内全小中学校の授業で学習用タブレット端末を順次導入。来年末までに市全域での光回線の敷設を終える見込みであるなど、オンラインでの読書環境の整備を進めている。同図書館の蔵書数は19万冊で、今回の大量導入に伴い全体の約5%が電子書籍となる。
約1万冊のうち約6千冊を児童生徒向けの学習参考書や図鑑とし、残る約4千冊は小説や新書をそろえる。購入費5千万円は20年度一般会計補正予算案に盛り込み、2日開会の市議会定例会に提出する。
県立図書館によると8月末現在、県内で電子書籍を扱っているのは同図書館(約7千冊)と府中のほか、福山(約900冊)、三原(約6千冊)、東広島(約700冊)の3市の市立図書館となっている。(野平慧一)
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