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全国高校空手で特別賞 広島翔洋高の井上さん 形インターネットGP【動画】

2020/9/3 17:16
全国大会で披露した形を演武する井上さん

全国大会で披露した形を演武する井上さん

 広島翔洋高(広島県坂町)女子空手道部3年の井上春佳さん(18)=広島市安芸区=が、「全国高校空手道 形インターネットGP」で特別賞に輝いた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い中止となったインターハイの代替として全国高体連空手道専門部がインターネットを活用して開いた大会で、演武の力強さが評価された。

 大会は、高校3年生が対象で、全国から約380人が参加して個人形の出来を競った。選手は、指定の形と自由形をそれぞれ動画で撮影して送信し、それを審判員が審査した。同様の形式は空手の全国大会で初めて。井上さんは、上位16人とは別に表彰される特別賞に選ばれた。

 8歳の時に空手を習い始めた井上さん。同高に入学後、1年生の時に女子団体形で全国高校選抜の中国大会で優勝。全国でも5位に入賞した。翌年の2年生でも、同選抜中国大会の女子団体形で優勝。3年生に上がる直前の全国大会で上位入賞を目指していたが、新型コロナの感染拡大で中止が決まった。

 「最初は受け止めきれなかった。何を目標にすればいいんだろうって」と振り返る。約3カ月間、部活動ができず、自宅での練習が中心になった。3年生夏のインターハイも中止に。その中で夏のインターネットGP開催が決まった。「最後に輝けるチャンス」と約20日間練習に打ち込み、難易度の高い形を精いっぱい表現した。特別賞の名前はパワー全開賞。「力強さを生かした私の特長が、最後にこうして評価されるなんてうれしい」と喜ぶ。

 1年生の夏には、西日本豪雨で1カ月練習ができないなど、さまざまな困難に直面した3年間の部活動だった。「空手で培った、困難を乗り越える力や集中力を次の目標にも生かしたい」。卒業後は、歯科衛生士になる夢に向かってまい進するつもりだ。(石井雄一)

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