地域ニュース

佐伯区のスーパー従業員強盗殺人未解決20年、情報求む 佐伯署に状況伝える掲示板

2020/9/3 22:19
事件の概要を伝える掲示板を前に、情報提供を呼び掛ける新出署長

事件の概要を伝える掲示板を前に、情報提供を呼び掛ける新出署長

 2000年9月に広島市佐伯区五日市中央4丁目のスーパー「マルショク五日市店」(当時)で従業員の新谷進さん=当時(36)=が殺害され、手提げ金庫が奪われた強盗殺人事件は3日、未解決のまま発生から20年を迎えた。広島県警が佐伯署に置く捜査本部は36人体制で捜査を続けるが、寄せられる情報は減っている。捜査本部は同日、事件を伝える掲示板を同署に新設し、情報提供を求めている。

 事件は00年9月3日午後9時ごろ、コイン通りにあった同店で発生。捜査本部などによると、北側の商品搬入通路で新谷さんが首などを刺されて殺され、手提げ金庫が奪われた。事件後、現場から東に約5キロの西区扇2丁目の太田川放水路護岸付近で金庫や血液が付着した凶器のナイフなどが見つかった。

 目撃情報などから、容疑者は身長150〜160センチで当時30〜50歳の小太りの男とみられる。県警は今年8月末までに延べ約13万人の捜査員を投入。これまで176件の情報が寄せられた。そのうち同署が開所した13年9月以降は16件にとどまり今年はゼロという。

 新たな掲示板には、容疑者の特徴のほか、発見された凶器と同一のナイフや犯人が履いていたとみられるものと同種の靴の写真、現場の地図などを掲載。当面、同署の出入り口付近に置く。例年は現場近くのJR駅などでチラシを配って情報提供を求めるが、今年は新型コロナウイルスを考慮して切り替えた。

 10年4月に殺人などの凶悪事件の公訴時効が廃止されたのを受け、殺人事件の捜査を統括する県警本部の捜査1課には11年3月、未解決事件の捜査に専従する特命捜査係が新設され、聞き込み捜査などを続ける。同署の新出能裕署長は「未解決のまま20年がたち誠に残念。ささいなことでも情報を寄せてほしい」と話している。捜査本部Tel082(922)0110。(浜村満大、石下奈海)


この記事の写真

  • スーパーの従業員の新谷さんが殺害された現場一帯(2000年9月4日午前3時40分ごろ)

上記の写真をクリックすると拡大して表示されます。

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

同じ日のニュースの記事
一覧