地域ニュース

【詳報】案里被告秘書証言<1>報酬は「50」で

2020/9/3 22:18

 昨年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で、公選法違反罪に問われた前法相の河井克行被告(57)=衆院広島3区=と妻の案里被告(46)=参院広島=の第5回公判が3日、東京地裁であった。案里被告の公設第1秘書の前田智代栄氏が検察側の証人として出廷。亀井静香・元金融担当相の元公設秘書男性に協力を頼むよう案里被告から指示を受け、支援を要請したと証言した。亀井氏の後援会から応援が得られたという。

 検察側によると、元公設秘書は、克行被告から票の取りまとめの依頼の趣旨で計300万円を受け取ったとされる。100人に計2901万円を配ったとされる同事件では1人が受け取った最高額という。

 検察側との主なやりとりは次の通り。

 検察側 証人は案里被告の公設第1秘書か。

 証人 はい。

 検察側 2006年ごろから事務所で勤め、14年ごろから克行被告の秘書をしているか。

 証人 はい。

 検察側 08年ごろに克行被告から後援会をつくってほしいと頼まれ、衆院広島3区に後援会の三矢会が組織された。三矢会は何のためか。

 証人 克行被告の選挙の時にご協力いただくためです。

 検察側 どういう活動をしているか。

 証人 ポスターを貼ること、選挙はがき、個人演説会の開催をお願いしたりしていました。

 検察側 平常時は。

 証人 克行先生の国政報告会の開催を依頼したり、「月刊 河井克行」の政策集の配布をお願いしたりしていました。

 検察側 三矢会は自発的だったか。

 証人 こちらからお願いするばかりでした。

 検察側 三矢会や、やよい会の総会は開催していたか。

 証人 克行被告の日にちを提案して、開催していました。

 検察側 「あんり未来ネットワーク」は後援会の活動実績はありましたか。

 証人 ございません。

 検察側 証人は広島市議選の安佐南区選挙区で立候補し、19年4月7日に落選したか。

 証人 はい。

 検察側 案里被告の選挙に関わるようになったきっかけは。

 証人 19年4月中旬と思いますが、案里先生から(参院選の)党公認が出たので手伝ってほしいと言われました。

 検察側 手伝ってほしい場所は。

 証人 安佐南区の克行先生、案里先生の事務所です。

 検察側 いつ言われたか。

 証人 19年4月22日です。

 検察側 どこで言われたか。

 証人 広島市中区の選挙事務所近くの喫茶店だったと思います。

 検察側 どのようなことを言われたか。

 証人 3区外を回ってほしいと話をいただきました。

 検察側 3区の外回りはどなたが担当していましたか。

 証人 (克行被告の)藤田一秘書と光元博美秘書です。

 検察側 報酬は。
(ここまで 1066文字/記事全文 3057文字)

会員限定の記事です
  • 無料登録して続きを読む
  • ログインする
  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

アーカイブの最新記事
一覧