自民総裁選、岸田氏「全てを懸け戦う」 広島の「激励する会」にネット参加
2020/9/6 22:33
8日告示の自民党総裁選に立候補する岸田文雄政調会長(広島1区)は6日、地元の支援者たちが広島市中区のホテルで開いた「激励する会」にインターネットを通じて参加した。集まった約150人に向け「広島のみなさんの支え、いただいた力を胸に、全てを懸けて戦いに臨む」と決意表明した。
東京・永田町の党本部と会場を生中継で結んでの演説では、新型コロナウイルス禍で、デジタル技術などを活用して個性豊かな地方を育てる「田園都市構想」実現の好機と主張。ともに広島県選出の故池田勇人首相や故宮沢喜一首相に触れ「保守本流の考えを大事に努力する」と意気込んだ。
自民党県連の宮沢洋一会長(参院広島)は、菅義偉官房長官を5派閥が支援する現状に「安倍路線の承継だけでいいのか、大きな派閥の言行だけで首相が決まっていいのか。これから1週間、波が変わるチャンスがある」と強調した。
湯崎英彦知事や広島商工会議所の池田晃治会頭はあいさつで、岸田首相の誕生を切望。岸田氏の妻裕子さんは、5派閥がなだれを打った政情を念頭に「大変な理不尽さで、怒りを感じる。最後まで全力で頑張り抜きたい」と誓った。
会には党県連所属の国会議員8人中、岸田氏を除く7人全員が出席した。このうち2人は総裁選で菅氏についた竹下派に所属しているが、宮沢会長は「岸田氏の選挙対策本部に加わってもらう」と明言した。
岸田氏はこの日、立候補表明後では初めて地元に戻って会に出席する予定だったが、党の政策責任者として台風10号に対応する必要があるとして断念した。(岡田浩平)
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