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呉駅東に新商店街「駅よこ0番地」 16の「古き良き名物店」で設立

2020/9/8 17:51
通りの16店舗で商店街組織を設立した「駅よこ0番地商店街」

通りの16店舗で商店街組織を設立した「駅よこ0番地商店街」

 JR呉駅の東側の通りにある16店舗が、新たな商店街組織「駅よこ0(ゼロ)番地商店街」を設立した。呉市によると、市内の商店街組織は14カ所目。新設は、少なくとも旧8町との合併が完了した2005年以降で初めてという。加盟店がまとまって催しなどを企画し、通りの活性化を目指す。

 駅の東側から延びる市道約150メートルには、喫茶店や居酒屋、理容院、バイク店などが軒を連ねる。創業100年を超える老舗の「森田食堂」や印章店「はんの不二屋」など、レトロな雰囲気の店舗も並ぶ。市を代表する観光施設の大和ミュージアム(宝町)や入船山記念館(幸町)にも近い。

 鉄板焼き店「藤」の店主で、商店街の初代会長を務める藤本敬造さん(65)は「古き良き名物店がそろう通り。一丸となって呉の玄関口近くを盛り上げたい」と意気込む。

 通りはかつて「岩方通(いわかたどおり)官有無番地」と呼ばれ、国鉄(現JR西日本)が所有する番地のないエリアだった。商店街名の「0番地」の由来でもある。戦後、国鉄から土地を借りて営業する商店が増え、地区の発展につながったという。

 商店街設立のきっかけは、コロナ禍で店舗内での「3密」を避けるため、市が店先の路上での営業を後押ししたイベント。7月の開始当初は、呉中通商店街れんがどおりを中心とする中通2〜4丁目が対象だったが、「0番地」の商店主が拡大を求める声を上げ、8月末から対象に入った。連携して市に要望する中で商店街設立の話が持ち上がった。

 今後は市商店街振興条例に基づき、街路灯の管理や活性化事業などの費用の一部について助成も受けられる。幹事長を務める弁当店「山崎家」の店主河野元春さん(59)は「いっそうの魅力向上を図り、市民にも観光客にも親しんでもらえる通りにしたい」と話している。(杉原和磨)

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