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竜が出たっ 府中市の旧北小プール塀にだまし絵、住民らに好評

2020/9/8 21:03
竜のだまし絵の前でポーズをとる小川さん

竜のだまし絵の前でポーズをとる小川さん

 府中市木野山町の旧北小(廃校)のプール塀に、迫力のある巨大な竜が出現した。平面の絵を立体的に見せるだまし絵の技法により今にも襲いかかるように見え、そばの県道を走るドライバーや住民から好評だ。プール塀は9月末に解体される予定だったが、地元の要望で11月末以降に先延ばしされることになった。

 絵は全長約20メートル。同町の会社員小川洋さん(42)たち6人が8月下旬、ブラシやローラーを使ってペンキで描いた。大きな口を開けた竜がプールから塀を突き破る様子は迫力満点。目の前の県道府中上下線を走るドライバーも車を止めて撮影するほどの人気ぶりだ。

 小川さんは同小の卒業生。絵画は趣味の延長で独学で腕を磨いた。今春も同小グラウンドに一筆書きした竜を描き、地域住民から好評だった。今回はプールを所有する市に許可をもらい、制作した。「新型コロナウイルスの影響で落ち込む気持ちを竜で振り払えたら」との願いも込めた。

 市は、2年前の大阪北部地震で起きたブロック塀の倒壊事故を受けて公共施設の塀の改修や解体を進めている。プールの塀は今月末に取り壊される予定だったが、絵がすぐに見られなくなるのは惜しいと地元町内会の連合会が嘆願書を提出。市が解体の当面延期を決めた。(野平慧一) 

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