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サンマ不漁に悲鳴 来遊量予測「極めて低調」

2020/9/9
北海道根室市の花咲港で水揚げされたサンマ(8月)

北海道根室市の花咲港で水揚げされたサンマ(8月)

 ▽漁師、魚群見つからず遠出/スーパー、店頭より仕入れ高く/加工業者、在庫枯渇の不安

 秋のサンマ漁が極めて厳しいスタートを切った。過去最低だった昨年に続き、この時期では異例の遠さの約1500キロ先の公海まで出漁するが、8月末までの水揚げは昨年の2割程度と少なく、価格は高止まり。連年の不漁で、加工業者からは冷凍の在庫が払底すると悲鳴が出始めた。今後の漁も厳しい予想で、関係者は頭を抱える。

 「魚がいない」。富山県魚津市の大型船「第8珠の浦丸」の船長兼漁労長猟田雄輔さん(65)はため息をつく。8月下旬に向かった漁場は片道約60時間かかり、燃料代もかさんだ。「このままだと元が取れない」と険しい表情だ。

 8月上旬からサンマ漁は本番を迎え、最初に出漁した小型船は、例年通り千島列島沖合に向かったものの、魚群が見つからず帰港。宮城県や岩手県などから北海道東部の港に集まる漁船の中には、一度も出漁せずに地元に戻る船もあった。
(ここまで 408文字/記事全文 1014文字)

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