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琴引フォレスト、20年度冬も営業 期間短縮で飯南町、島根県の支援見込む

2020/9/8 22:59
12月末に今シーズンの営業を始める見通しとなった琴引フォレストパーク

12月末に今シーズンの営業を始める見通しとなった琴引フォレストパーク

 島根県飯南町の山碕英樹町長は8日、近年の雪不足や新型コロナウイルスの影響で今冬の営業が危ぶまれていた町所有のスキー場「琴引フォレストパーク」を、営業期間を短縮するなどしてオープンすると明らかにした。2030年に予定される国民スポーツ大会(現国体)の選手強化施設として、県の財政支援が見込まれるため。指定管理を受ける企業も準備を進める。

 町は、この日開会した町議会定例会で提案した20年度一般会計補正予算案に、運営継続費2300万円を盛り込んだ。スキー場は、豪雪地域にもかかわらず暖冬による雪不足で、14年度から赤字経営が続いている。19年度は新型コロナの影響も加わり、利用客が約1万9千人と過去最低。赤字は約2300万円に上った。この穴埋めに充てる。最終日の18日に可決される見通し。

 町は毎年度、指定管理料に代わる維持管理料1400万円を負担。さらに追加の支援で、15〜17年度は1千万円、18、19年度は2千万円を負担した。今年8月、県内で唯一、競技大会ができるスキー場だとして、県に初めて財政支援を要望していた。県市町村課は、国民スポーツ大会を前に選手の強化施設にもなることを踏まえて「緊急的な支援として必要に応じて特別交付税での対処を検討している」とする。

 山碕町長は「町の活性化につながる観光資源として、オープンできるのは心強い。今後は新型コロナの中での経営努力を考えたい」と力を込めた。

 ただ新型コロナの影響が見通せず、今シーズンは営業日数を例年に比べて短縮する。12月26日にオープンする予定で2月末までを想定。指定管理を受ける飯南トータルサポートの福岡一樹マネジャーは「町の重要な冬の観光資源なので、支援はありがたい。コロナ禍の中、安心して楽しんでもらえる準備を進めたい」と話す。レストランにアクリル板や食券機を設置するなど、感染症への予防対策を徹底する。(高橋良輔) 

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