克行被告に「お金の決定権」 陣営スタッフ証言 前法相夫妻買収事件公判
2020/9/9 12:29
昨年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で、公選法違反罪に問われた前法相の河井克行被告(57)=衆院広島3区=と妻の案里被告(46)=参院広島=の第7回公判が9日、東京地裁であった。検察側の証人として、案里被告の選挙事務所で会計担当をしていた女性スタッフが出廷。「お金に関することは克行被告に決定権があった。三つの口座の出入金を毎日報告していた」と証言した。
午後も女性の尋問を続行。弁護側による反対尋問も予定されている。
検察側は克行被告について、案里被告の当選が無効となる連座制適用対象の「選挙運動の総括主宰者」に当たると主張。起訴から100日以内に判決を出すよう努める「百日裁判」として審理されている。一方、克行被告側は「選挙運動全般を掌握、統括しておらず、総括主宰者には該当しない」と反論している。
起訴状によると、克行被告は昨年3〜8月、案里被告を当選させる目的で地方議員や後援会員ら100人に計2901万円を渡し、うち5人について案里被告と共謀して計170万円を渡した疑い。両被告は現金提供の事実をおおむね認める一方で、買収の意図を否定し無罪を主張している。
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