家康・光秀・秀長…立ち位置想起 自民党総裁選の公開討論会
2020/9/9 22:56
苦労人の徳川家康、逆臣と呼ばれた明智光秀、豊臣秀吉の補佐役に徹した弟の秀長―。自民党総裁選に立候補した3人は9日、党青年局・女性局主催の公開討論会で関心を寄せる歴史上の人物をそれぞれ挙げた。各候補の立ち位置を改めて思い起こさせる一幕となった。
家康を持ち出したのは岸田文雄政調会長(広島1区)。「辛抱強く取り組む。その意味で共感を得た時期もあった」。そこまで語りながら、最終的には宏池会(岸田派)の創設者で同じ広島県出身の池田勇人元首相の名前を挙げ、「時代を大きく転換させた政治家。私もそうありたい」と意気込んだ。
石破茂元幹事長(鳥取1区)は主君織田信長を討った光秀に加え、家康に敗れた石田三成にも触れ「悪役に仕立てあげられたが領民には慕われた」と解説。「たとえどんなに迫害されようと次の時代には評価されるのがありがたい」と、政策や理念で反目する安倍晋三首相との距離感や党内での冷遇をにじませた。
愛読する歴史物に、秀吉の「黒子」で通した秀長に関する本を挙げたのは菅義偉官房長官。安倍首相との関係を重ねる声が政界にある。菅氏は秀長論に踏み込まず「国家百年の計を考える立場が首相。歴史から学ぶことが大事だ」と話した。(下久保聖司)
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